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datamatics@山口情報芸術センター
29日 池田亮司氏のインスタレーション展を見に山口情報芸術センターに行ってきました。

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このインスタレーション展は、コンピュータによる先端的音楽表現を牽引する世界的な第一人者として知られる池田亮司氏の初の個展として注目を集めているもの。

池田亮司氏の作品や哲学を深く知っているわけではないが、こういったデジタルの先端を走る人にはとても興味がある。僕自身も昔からそんな表現に憧れがあり、このような類のイベントにはよく足を運んでいる。

池田さんの今回の作品は、日常に溢れるデータの海を知覚化/美学化/形式化を探求するプロジェクトで、音や映像などによって表現されている。

展示を通して見て感じたことは、日常には人間が知覚出来ない超音波や電波、情報があって、実はその海の中で生活してるんだろうなということ。この立体的世界の解像度を究極に高めていくと見える世界を見せてもらった気がした。普段見えないものを、暗闇の中でただそれだけを見せる。映像のスケールも大きく、強烈なインパクトがあった。
また、音というものの可能性や重要性を再認識した。音を通して空間を感じることが出来るかもしれないと感じさせるものだった。全体として久々に満足の展覧会だった。


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帰りに光の海に立ち寄る。ここに来るとリフレッシュできる。息子も大喜び。

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by futurestudio | 2008-04-30 22:23 | review
建築旅行記① ミュールマキ教会@フィンランド
ロンドン在住時、イギリスの激安航空会社RYANAIRを利用してヨーロッパ各地に建築を見に出かけていた。その建築旅行記を少しずつこのブログに記していこうと思う。

今回はこれまで見てきた建築の中で最も空間的な感動を覚えた建築を取り上げようと思う。



ミュールマキ教会/ Juha Leiviska

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フィンランド、ヘルシンキにあるこの教会はフィンランドの建築家ユハ・レイヴィスカの作品で1984年に建てられたもの。

ユハ・レイヴィスカの建築は音楽とも重ね合わせて表現されることがあるように、音を光に置き換えて曲をつくるように空間のストーリーをつくっている。

僕はこの空間に入った時の感動は今でも鮮明に覚えている。強い光、ほのかな光など様々な強さの光が交錯した美しい空間は、まるで別世界の様だった。

またこの空間には、入った時の瞬間的な感動だけではなく、空間の中に身を置くことでジワジワ沸いてくる感動と両方があった。僕が訪れた時は寒い冬だったが、空間内部は光に包まれ、静寂の中に本当に光が音を奏でているような、とても暖かい空間だった。フィンランドという寒い場所に求められる空間の解答を見つけた気がした。ここでの体験で、それまで建築をつくることはスキン(外皮)をつくることだと考えていた僕の空間に対する考え方が少し変わったように思う。また空間を考える時、光と陰というものについて、より深く考えるようになった。

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    規則性と不規則性が調和している


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    時とともに空間全体が変化し続ける


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    祭壇にスリット越しの光が注がれる


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この建築の内部にあんな美しい空間が存在しているとは、外観からは想像もできない

All photographs by Bunzo 2004
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by futurestudio | 2008-04-28 23:39 | travel
コンペを終えて
24日 2日間ほとんど睡眠できなかったが、コンペを無事提出。いい作品が出来た。
コンペに勝つかどうかは審査員の好みにも左右されるので時の運だと思う。それよりもコンペを通して新しい建築を考え、短期間で一つの形にすることが大切なことだと考えている。そうでもなければ、浮かんだアイデアを最後までまとめ上げる機会はほとんどない。こうした積み重ねが自分の力になっていくと信じている。今後も積極的に取り組んでいこうと思う。

午後から学校で講義。模型を作らせている間に学生を一人ずつ呼んで話をする。ざっくばらんな話をすることで、少しずつそれぞれの個性が浮かび上がってきた。早く彼らの作品を見てみたい。それよりもまずは全員の顔と名前を覚えなければ。

25日 午前 コンペに割いた時間を取り戻すべく仕事。午後打ち合わせ3件。夢の中から現実に引き戻された感じ。いつもお世話になっているヤマギワのAさんにお願いしていた照明器具を持ってきてもらった。具体的なイメージが湧き、想像してたよりもいい感じ。こうしたちょっとした興奮や喜び、ワクワク感がこの仕事の醍醐味だと思う。

もうすぐGW。業者が休みに入る前に進めておきたいことが沢山ある。明日も頑張ろう。
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by futurestudio | 2008-04-26 01:46 | diary
展覧会オープニング/コンペ
19日 夜 招待いただいていたNSAの展覧会オープニングへ。ナイジェル・ホール氏と作品のことやロンドンの話をあれこれ。僕が設計させていただいている住宅のお施主さんも急遽来場される。その後来場されていた美術家の方々と2次会へ。独特の個性を表現するアーティストの方々の話はやはり面白い。美術論で盛り上がった。

21日 事務所で現在取り組んでいるコンペも佳境を迎えている。今日は1日中作業に追われていた。事務所内は色んな模型で溢れていて、すごいことになってきた。今日は突如来客があると、立ち話という状況。ほんとに申し訳ない。そんな感じで今週は色々と忙しそうだ。
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by futurestudio | 2008-04-22 01:58 | diary
新年度講義始まる
非常勤講師をしている専門学校で今日からいよいよ新年度の講義が始まった。やはり初めの授業は、ちょっとした緊張感と新鮮さがあって、通常の講義とは異質な雰囲気がある。若い学生はとても純粋な感性をもっているので、吸収が早く、どんどん伸びる。僕自身も週1回の講義を通して、心が洗われる様な気分になる。彼らが12月(後期末)にどんなに成長しているか楽しみだ。

事務所では、ここのところコスト調整で電卓と向き合う日々が続いている。こういう地味な作業も乗り越えていかなくては、いい建築は創れない。辛抱強くやっていきたい。
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by futurestudio | 2008-04-18 00:49 | diary
ホームページ更新のお知らせ
ホームページWorks&Projectsのページを更新しました。

イメージ写真だけでは、普段何を考え、どういう意図で設計活動をしているのか伝わらない為、簡単な説明を加えました。また、過去の作品も見てみたいとの意見を頂いたので、大学時代の卒業設計の作品など追加しました。

現在進行中の計画など、まだ公表することができないプロジェクトも多数ありますが、今後も少しずつアップしていこうと思っています。また作品に関するご意見など、お待ちしております。
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by futurestudio | 2008-04-14 23:02 | news
シェルターX サバイバル @広島市現代美術館
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写真:撮影可の「空き缶の家」


今日は前から行きたいと思っていたシェルターX サバイバル 展を見に広島の現代美術館に行ってきた。最終日ということで会場は人が多かった。

お目当ては坂茂氏の作品とその他空間的な作品。
坂さんの紙のログハウスはやはり出展作品の中では、クオリティの高いものであったが、紙のギャラリーやノマディック美術館に続き、僕にとっては3回目の紙シリーズということもあり、少々物足りなさを感じた。仮設のログハウスでは丸いものよりも四角い紙管の方が断熱などを考慮すると適しているのではないかなどと一人でいろいろ突っ込んでいた。紙管の建築は大きい建築の方が生きるように思う。ノマディック美術館は相当いい。

ヤノベケンジ氏の作品は豊田市美術館で見て以来2度目で、1回目の衝撃ほど心に届かず。他にも缶の家、新聞紙の家など空間的なものも、もっといい空間できるんじゃないのというものが多い。一般の方にはわかりやすくていいのかもしれないけれど、僕自身大学時代からこのような類のプロジェクト(下に載せてます)をいくつかやっているので、もっと刺激的なものを期待していただけに残念。テーマが面白いので、東京やロンドン、ニューヨークなどで同じ展覧会をすれば当然ながら全く違うクオリティの展覧会になる。そんなことを感じていた。

全体としてテーマに対する意識の薄さが感じられて、とても強いメッセージ性をもつテーマが一人歩きしてしまっているような気がした。究極の危機における真のサバイバルシェルターとはどういうものか、核心に迫るものが見たかった。現代人に再考を促す展覧会なのだろうけれど、有名なアーティスト達を強いテーマでくくるのは少々無理があったようにも思える。

批判的なことばかりになってしまったが、面白いものもあった。テーマとはズレているけれど、会田誠氏の現代社会の抱える問題をテーマにした作品は最も印象を受けた。

以上僕の建築的視点から見た感想でした。行かれた方はぜひ感想を聞かせて下さい。



*参考:僕の過去の似たプロジェクト

「KARAPPO」 2002 共同制作:高野和哉、竹内州

廃棄ダンボールを皮膜状に積層させて、透過する広島型原爆を原寸大でつくるプロジェクト。
広島平和記念資料館、東京丸の内にて展示された。
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東京芝浦運河沿いにて。芝浦の大通りにゲリラ的に置いて道行く人の反応を見たりもした。

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制作過程1 ダンボールを1cm幅にカットしていき、手で曲げていく。

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制作過程2 型にあわせてボンドで積層させていく。

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制作過程3 マスキングテープでガチガチに固めて硬化を待つ。写真の僕もまだ若い。


「CARDBOARD HOUSE」 2003 ロンドン留学中の短期間のプロジェクト

ダンボールとカッターとホッチキスでつくるダンボールハウス。

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by futurestudio | 2008-04-14 01:25 | review
ロンドン時代の恩人を訪ねる
今日は所用で近くに行く機会があったので、アーティストの鈴木たかし氏のアトリエにお邪魔させていただいた。鈴木さんは20年ほど英国で活躍されていた方で、僕もロンドンにいた頃はよく食事に招いていただき、家族ぐるみで大変お世話になった方だ。広島市街中心部にあるアリスガーデンや並木通りのモニュメントは鈴木さんの作品である。アトリエで小一時間、近況報告と最近の仕事の資料をお見せし、コメントをいただいた。昔から僕のことをよく理解して頂いていて、自身の哲学のぶれない方なので、一つ一つの言葉に重みがある。

4月19日から27日までNSA(Noborimachi Space of Art)でナイジェル・ホール+マニジェ・ヤデガー両氏の展覧会があるようだ。
ナイジェル・ホール氏は鈴木さんの恩師でもあり、イギリスの有名な彫刻家である。
ぜひ行ってみようと思う。

今週は仕事のことや事務所のことなどで悩まされることが多くあって、気持ちに余裕がなく、ブログの更新が滞ってしまった。建築家という職業は、様々な能力が必要なのだということを痛感させられる1週間だった。設計者であり、工事監理者である他に、アイデアマンであり、学者でもあり、さらに経営者でもあり、時として営業マンにもなる。その全ての能力を磨いていけるように日々努力していきたい。
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by futurestudio | 2008-04-12 01:29 | diary
4/5広島若手建築家花見報告
5日に平和公園にて広島の若手建築家の花見を開催しました。

広島の若手建築家、設計事務所スタッフや学生など、集まったのは延べ30人ほど。主に20代~30代前半の建築に熱い心をもった人たちが一同に集結し、とても面白い催しとなった。

普段の仕事のことや、建築のこと、広島のことなど、夜桜のもと若手同士で議論し意見交換・情報交換する場となり、参加者の皆さんにとって有意義な機会となったようだ。僕自身、皆さんの熱い想いを確認できたことが一番の収穫だった。また、今後の活動に関しても多くの方が「ぜひ誘ってください」「広島を盛り上げていきましょう」などと興味を示してくれて、そういう面でも確信がもてた。設計事務所スタッフや学生も思想をもった建築家であり、所属以外でもインタラクティブに成長できる可能性を感じた。点が線となり、面となることで無限の広がりが生まれる。

今回は具体的な活動の話はしなかったのですが、僕なりに考えていることはあるので、今後も定期的に何らかの場をつくって、詰めていきたいと思います。

参加してくれた皆さん、お疲れさまでした。今後ともよろしくお願いします。
花見の写真は近日中にアップします。

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by futurestudio | 2008-04-07 11:32 | event
ロンドン仲間
今日は午前中プレゼン。一応最終プレゼンなので、あとはオーナーさんの決断を待つのみ。時間をかけて取り組んだ計画でもあるし、とても面白いプロジェクトなので、ぜひ実施したい。午後からは己斐の現場へ。

夕方、ロンドン時代の建築仲間のS夫妻が東京から事務所に来訪される。そのまま食事へ。
ロンドン以来、久々の再会で、帰国後の話や、ロンドンの話、建築の話などで盛り上がった。
同世代の熱い同士の存在は、励みになるし、刺激にもなる。今後も共に高め合いながら頑張っていきたい。そのうち何か一緒に面白いことしましょうという話になった。若いからこそできることを、積極的に仕掛けていきたい。彼らは明日東京へ帰る前に、花見にも少し顔を出してくれるらしい。

明日の花見は予想より多くの参加となりそうで、30人くらい集まりそうだ。
色んな人との出会いがとても楽しみ。熱いエネルギーに溢れる人達が集まるので、面白い会になるだろう。今夜予定してた場所取りもできなかったので、明日は朝から準備に追われそうだ。
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by futurestudio | 2008-04-05 01:17 | diary



建築家 小川文象のブログ Blog of Architect Bunzo Ogawa
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